2008-11-04

冬到来

 昨夜は雷雨で荒れ模様、一夜明ければ一面真っ白。又この季節がやって来た。

2008-11-02

GoogleT5

アクセスログのブラウザ自称名欄に「Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; GoogleT5)」と言う物が在った。末尾のGoogleT5とは何ぞや、Google Chrome だろうかと思っていたのだが、karu.jp さんの「googlebotだと思われているかもしれない」によると Google ツールバーをインストールしたブラウザでのアクセスだそうな。

2008-10-24

本年度最後 (予定) のキャンプ

 月が変わる前に。

今月11日から13日まで、友人の誘いでキャンプに行って来た。友人と私の独身男組、友人の同僚ご一家組、友人の同僚の友人ご一家組、計テント三張。

初日、午前中にキャンプ場へ到着、我々の借り切り状態。強風に邪魔されながらのテント設営後まったりしていると、昼過ぎよりキャンパー続々と来場。徐々に雨模様になるが、晴れ間に敷地内の川縁でお子様達の監視役。夕暮後一時アラレ襲来するもその後星空。気温が低いのでやや厚着する。

中日は好天に恵まれるも気温低めなので前日の厚着のまま。午後からバッタ採り、釣り観覧。キャンプ場関係者が川上から放流しているのでは、と言う位の釣り堀状態であっという間に九人分の釣果有り。日暮後から更に急激に気温が低下し幾ら着込んでも寒い。友人の同僚家のお子様を懐炉代わりにだっこしたまま焚き火の側に陣取る。就寝後は寒さで幾度となく覚醒。

最終日、快晴。明るくなると伴にお子様達の元気な声が聞こえ始め冷えた体をテント外に出す。友人の同僚の友人家で寒暖計を準備していたそうで、昨夜は氷点下であった、テントに着氷していた、と聞く。友人と私組のテントを見れば、朝日の当たっている部分には水滴が、日陰部分には氷が。水滴及び氷落としを行っている友人を眺めながら体を動かしていると体温上昇且つ日差しで気温も上昇、防寒の為に着込んでいた服を脱ぐ。前日から虫かごに入れたまま屋外放置プレー中のバッタ達、気温上昇とともに活動開始、我々人間共は大人も子供もその生命力に驚愕。
 昼飯中にお子様達のバッタ採ろう攻撃でキャンプ場内をうろうろ。解放後取り置きして頂いていた昼食を腹へ収める。その後テント等を車に積み込み、キャンプ場内の「冒険の森」と名付けられたアスレチックコースを一巡り。子供は元気だなぁ。キャンプ場出発は午後四時頃、だったかな。

帰り道、夕焼けがきれいだった。

2008-09-17

RICOH AUTO HALF E その5

その後試し撮りをした。自動露出はきちんと働いている模様。あまりコントラストが強くない所で使うのが良いのかな、このカメラは。
 ところで、いつもと違う店にフィルムを持って行き、多分ハーフサイズでもCDに焼けると思いますよ、との事なのでお願いしたのだが受け取りに行ったら、駄目でした、とのお言葉。一瞬ごねるべきかとも思ったが、現像依頼の際に小型三脚を頂いた、今後どんな機会にお世話になるやも判らぬ、それ以前にごねる度胸など在りゃしないのであった。

その数日後キャンプへのお誘いが在り、いざ実践投入じゃとオートハーフを持ち出す。天候が良くない、その夜一時的に別件で飲み屋へ行く、と言う事でISO 400のフィルムを入れた。
  
 画像は順に、設営したテント、飲み屋での一コマ、後日撮影した晴天時の裏庭。
 やはり絞りが解放になるとボケが出るようだ。

2008-09-03

RICOH AUTO HALF E その4

裏蓋のフィルム押さえ (パトローネ押さえに非ず) の板バネを調整しての発掘後三度目の撮影、CD-ROM化してもらったのでその中から以下に掲載。
  
 フィルムはISO 100、カメラの感度設定は順にASA25・100・400、同位置から。
 画像左の岩の部分が特に判り易いと思うが、カメラの感度設定を上げるにつれボケが無くなっている。前回前々回に四隅流れと書いたが、単に露出の不具合によるボケなのだろうか。

更にもう一本フィルムを無駄に使ってしまった後、やっと露出計周りいじりを開始。

 先ずはセレン取出し作業。
 本体前面の透明部品に内部への突起が在り、その突起が内部の押さえ板で留められている。透明パーツの突起を、接着剤ではなく戦車プラモのポリ製履帯留めやゼンマイ固定でお馴染みの焼き留め固定しているようだ。四ヶ所留められているので、ナイフや細い精密ドライバでコリコリ削る。
 因みに組み直しをする際は、Gボンドクリア・エポキシ接着剤・両面テープ等の中のお好みの物で再固定するのが良いかと思われる。私はうっかり瞬間接着剤で白化させてバラして拭き取ってテープで固定し直しという二度手間野郎。   

 一旦外側に外した透明パーツ・スペーサ・セレンの複合体を、前面パネルの開口部から抜く。その作業前後どちらでもかまわないが、セレンを外しておく。透明パーツの爪で左右から押さえられており、破損させぬ様慎重に。私は片方折っちまったい。

 セレンに繋がるリード線は、赤がプラスで黒がマイナス。赤がシャシー部分にアースされているからといって勘違いせぬ様。私は勿論テスタを当てるまで勘違いしており、リード線の使い方が逆なのじゃぁ、と馬鹿にしていたのが申し訳ない。
 フォレスターさん (で良いのかな) のサイトにセレンの話が在り、電圧は0.5V〜0.6Vとの事、12Wの卓上蛍光灯に近づけながら測るとそれ位出ている。蛍光灯の至近距離まで行くと0.8V強位まで行く。劣化はしていないようだ。

 黒のリード線は固定抵抗経由で露出計に繋がっている。私の個体では固定抵抗は4.0KΩ、露出計自体の抵抗値は1.6KΩ程度、だった。
 素人寫眞機修理工房さんのAuto Half Eのレストアでは固定抵抗は2.4KΩ。
 ペンタックスの思い出 おとぉの中古カメラ熱病のお話さんのオートハーフ SE 修理記でも機種は違えど固定抵抗は2.4KΩ、メーターは1.5KΩ。
 私の個体の抵抗はどこかの誰かが付け替えたのか、それとも元々例えばセレンのばらつきに合わせて抵抗値を変えていたのか、定かではない。とにかくセレンが生きているので良し。
 そういえば、配線、特に黒リード線-抵抗-露出計のラインはハンダ付けをやり直しておくと吉。リード線のハンダが乗っている部分とそうでない部分で切れ易くなっているようだ。線自体も新調した方が良いのだろうが、私はこんなに細い物を持っていないのでオリジナルを再利用。余っている電池スナップから流用しようと思ったのだが皮膜が厚いんだよなぁ。

 さて、露出計の作業へ。
 設定ダイアルを取り外すのだが、その前に真鍮製のシャッタースピード切替レバーを外しておく。
 設定ダイアルを留めているネジは正面から見えるステーに二本と本体後ろから一本、計三本。
 設定ダイアルを取り去る前にASAダイアルを25に合わせておくこと。感度を上げる程ダイアルに連動した板が露出計ユニットの感度用レバーに付いたポッチを外側へ押して行くのだが、レバーは力が加わっていないときは最低感度位置になる様にバネが付けられており、力が掛かった状態で無理に外そうとすると何処かを破壊してしまう可能性有。
 取り付けの場合も同じ。ダイアル位置を400にしていると板がレバーの上に被さって歪んでしまうやも知れぬ。

設定ダイアルを取り外した後、セレンを蛍光灯に近づけたり離したり、セレンの代わりに電圧が半分程度に下がった乾電池を繋いでみたり、テスタの抵抗値測定モードで電気を流してみたり、それらの実験を感度レバーを動かしながらやってみたりしたのだが、どうも針の振れが安定しない。
 更に露出計ユニット自体を本体から外して同様の実験をし、ユニットを外したらアースが取れない事に気付かず今度は全く反応しなくなったぞ等と慌てふためいたのはここだけの秘密だ。
 それはさておき、Junk貧乏さんのオートハーフSE分解記事に、ゼロ点調整、と言う記述が在りこれを試す事に。
 コイルの真上に位置するネジを調節するのだが注意が必要だ。ネジのコイルに面している部分は窪んでおり、コイルに付いているピンの先がここに収まるのだが、緩めすぎるとピン先がネジの窪みから外れコイル自体が傾き、再び窪みに収めるのに難儀するはめになる。細かくて狭くて、目の悪い私には苦行だった。
 調整は、ネジを一旦締めて (ギチギチに締める必要無し。抵抗を感じたらもうよい) から様子見しつつ少しずつ緩めて行く。
・セレンに光が当たらぬ様にして感度レバーを動かす (おそらく指針に変化はほぼ無い)
・セレンに光を当てながら感度レバーを動かす (感度を高くすると指針が大きく動く)
・数ヶ所、感度レバー位置を固定しセレンに光を当てたり遮ったりして指針の変化を確認する
 指針がスムーズに動けば完了。これでおそらく問題解決のはず。
 そういえばネジに付いている緑色は、どうやらグリスらしい。このネジはかなり軽いのでグリスの粘度で押さえているようだ。作業過程でこのグリスが結構取れてしまったのだが代用品が無いのでそのままに。メンソレータムを盛ろうかと思ったのだが、気温の高い日等に融けて余計な所に流れ込んだりしたら嫌なので思いとどまる。

 ここから再組み立てに入る訳だが、案の定不具合が待ち受けていた。下手の横好き、と言う言葉が頭をよぎる。
 不具合とは、シャッタースピードが1/125にならぬ、というもの。設定ダイアルの取り付け時に動く範囲で微調整するも上手く行かぬ。真鍮製レバー・バネ・ギアがピタゴラスイッチ的連動をしており、結局、真鍮製レバーに紙片を貼りその下に在るバネへのスペーサとする事で解決。

 話はかなり前後するが、最初に分解した際ファインダの遮光板が接着剤の劣化の為に取れてしまって本体内で遊んでいた。劣化した接着剤をナイフでこそぎ落とし代わりに両面テープで固定。ついでに、と言っては何だが、無水エタノールでレンズの掃除をしたのでファインダを覗くと大変気持ちがよい。

後は最後のテスト撮影 (である事を祈っている) なのだが、晴天時に行いたい私の気持ちとは裏腹にどうも天候が不順で延期中に付き未確認。どうか良い結果になります様に。

2008-08-30

RICOH AUTO HALF E その3

先日カメラの設定を ASA 100 のまま撮影した感度400のフィルム、仕上がりは確かに露出オーバーなのだが、思っていたよりもきちんと写っていて意外。それよりも、ほとんどの写真に現れている四隅へのボケというか流れが気になる。スキャナを持っていないので公開出来ず残念。CD-ROM化サービスの在る所で現像すればよかった。

取り敢えずカメラを分解する事に。「ricoh auto half 分解」等でGoogle検索した諸先輩方のサイト、特に素人寫眞機修理工房さんのオートハーフ系修理記事が大変参考になった。
 マイナスネジは精密ドライバーで問題ないのだが、円盤・円柱の側面に二カ所切り込みが在る物、正式名称はなんと言うのだろう、これをどうやって緩めようか悩む。カニ目レンチと言う道具が在ると楽なようだが、私は結局先の曲がったラジオペンチを使用。傷が心配だったが、オークションで高く売ろう等と思っている訳じゃないんだイケイケヤッチマイナー、と強引に回す。この先曲りラジオペンチ、もう少し先が細いと良いんだがなぁ。
 掲載した画像は本体右側の裏蓋を開けるボタン部分で、ボタンを外した後上下二本のネジを外すとこのパネルが取れる。そのパネルに隠されていたネジがストラップリングの上に一本在るのでこれも外す。本体反対側に在る三脚用穴リングとフラッシュ同期用コネクタも前出のラジオペンチで取ると目出たく本体前面パネルを外せる。力任せに引っ張ると、前面パネルに仕込まれたセレンと本体の露出計を繋ぐコードを引きちぎってしまうので慎重に。

前面パネルを外し色々いじっていた中で、レンズを覗き込みながらリングを動かしシャッターを切った時、どうもシャッタースピードが変化していない様な感じが。

このカメラは、シャッタースピード1/125秒固定と1/30秒固定の2モードで、切替には本体上部左にある銀色のリングを回す。リング内側の小窓に赤字の「A」が表示されていると1/125秒固定の自動露出モード、リングを反時計回りに動かすとクリックが外れる感触と共に1/30秒固定のフラッシュ装着時モードとなり更に動かしてゆくと白字の絞り値が現れ2.8から22まで手動で合わせられる。因みにフラッシュを付けなくても撮影可能。

そして参考にしているサイトの画像と首っ引きで内部を観察し、おかしな所発見。
  
 本来噛み合わさっているはずの、シャッタースピードを変える真鍮製のレバーとそれを制御する黒いレバーが外れている。
 父親曰くこのカメラ、はるか昔銀河系の彼方で......とは言わなかったが、私の誕生前後に知人から買い取ったのだそうな。前の持ち主が何事か仕出かしたのやも知れぬ。或は、幼き頃分解魔だった私の兄の仕業だろうか。(2009-05-07追記: 黄金週間中に帰省した兄曰く、自分ではない、との事。家の裏に在った廃車を分解したり近所のトラクターを分解しようとして怒られたりはしたが、精密機械には手を出していないそうな)
 とにかくこの二つのレバーを噛ませてシャッターを試す。レンズ越しに白い紙を見ると、シャッターを切った瞬間の明るさが1/125と1/30では明らかに違う。宜しい。

これで大丈夫かなとカメラを組み直し、発掘後二度目の撮影へ。セレンが弱っている場合絞り込めないのでわざとカメラの感度設定を高い方へずらすと良い、と言う記述を見かけ、ISO 100 のフィルムを使いカメラ側の設定を100から200までの四段階で同じ場所から撮影。因みに100と200の間は125と160、で良いのかな。
 これが又うーんと首をひねる結果に。カメラの設定を変えても何も変わらない。よーく目を凝らすと陰の部分の濃さが若干違っている様に見える気もしないでもないなぁ、といった程度の差で露出を変えた感じは全く無い。そして相変わらずの四隅流れ。
 露出計周りは複雑そうなので後回し、四隅流れは暗室への押さえつけが弱い所為なのかもと思い立ちフィルム押さえ付け板に付いている板バネを調整、三度目の正直となるか、二度ある事は三度あるのか、撮影に出かけた。つづく。

2008-08-25

RICOH AUTO HALF E その2

 本日オートハーフの試し撮りをした。
 12枚撮りのフィルムを買おうと近くのコンビニエンスストアへ行くも置いておらず、もう少し先のドラッグストアで入手、その近くの公園でガシガシ写しまくり直ぐさま現像を依頼に行った。
 申込書に記入しながら何気なくパトローネに目を遣り大いなる失敗に気付く。カメラの感度設定を ASA (ISO) 100 にしたまま 400 のフィルムを使っていたのだ。白飛びしまくり確定。
 これは恥ずかしい事だ。非常に恥ずかしい事だ。

RICOH AUTO HALF E

 GX100 を買った直後に、そういえば私が物心ついた頃から我が家に在ったハーフカメラもリコーだったよな、と思って探したが見当たらず、昨日別件で家捜しをしていたらポロッと出現。RICOH AUTO HALF の "E" モデル

このカメラは自動露出で、ファインダの中心に在る小さな○が露出不足の場合は赤、適正時は黄に変化する。ネット上の情報に拠ると露出計のセレン電池の劣化で自動露出が動作しなくなる事が在るそうだが、無事に動作する事を確認。
 他の動作不良も特に無さそうだが、裏蓋に付いている遮光用モルト (スポンジ) の劣化と本体前面のファインダ用窓内側のホコリが酷い。モルトの型紙のデータを発見したので自分で交換予定。分解掃除は、自信が無いよなぁ。

2008-07-30

トンボ

今朝表へ出て、晴れている割には風が冷たいな等と思っていたらトンボがいた。これ、何トンボなのだろうか。

カエル

家の裏に水を汲んだドラム缶を置いてあるのだが、そこにいた変態途中のカエル。先週これを撮影した時は5〜6匹いたのだが、今日は残0。全部無事に旅立ったのか、カラス等の餌食となったか、それは不明。

たのしいキャンプ

7月19日・20日・21日の三日間、友人の誘いで真狩村「羊蹄青少年の森」でのキャンプへ出かけた。身の程知らずにも人並みの三連休を過ごす。

三日間曇り空、中日の昼頃には結構な勢いの雨、と言った天候だったが却って過ごし易かった。曇り空とはいえ、と言うよりも曇り空だからこそなのか、風呂に入るとヒリヒリする位日焼けしてしまった。

お子様達とのキャッチボールや敷地内にある公園での遊具遊び、バッタ追いかけっこ、何故かまっかり温泉で絵本朗読、ビールを飲みながらダラダラ、そして食い物、実に幸せな時間だった。特に食い物は、初日夜の焼き肉とご飯、翌日朝のパン、その日の夜のシャケ半身焼きとシーフード焼きそば、最終日朝のカレーライス、キャンプ効果を差し引いてもかなりの美味しさ。帰りがけにキャンプ場近くの蕎麦屋「いし豆」で食べた夏季限定山葵おろし蕎麦も大変美味。

勿論体は疲れたのだが、それよりもささくれ立っていた心を癒して頂けて大変有り難かった。感謝。

2008-06-30

立てば...

知らぬ間に芍薬が咲いておりました。ウチに在ったんだ、と今更気付く。

2008-06-16

光が差す (2008-06-21追記:糠喜びだった)

本日NTT東日本の代理店より、2008年10月1日に光回線開通、との電話連絡在り。本当にそれは確実な話なのかと何度も確認してしまった。実際の我が家の工事日は10月6日頃になりそうなのだが、何はともあれ喜ばしい事だ。予習をしっかりしておこう。

以前からネット回線格差の恨みつらみを少しずつ下書きしていたのだが削除。

2008-06-21追記

本日の新聞に「Bフレッツ好評受付中! インターネット体験会開催中」というNTT東日本の折込が入っていた。記載されている地図に拠れば私の住所は対象ではない。体験会会場に出かけ問い合わせた所、週末で確認をとれないが、と言葉を濁しつつもやはり無理であろうとの返事。残念。しかしあの代理店、絶対間違いなく確実に回線が通ります等とよく調べもせずに断言しおって、忘れないぞ株式会社ベ○○○○○ム。

2008-06-05

残念

Apple の iPhone が日本ではソフトバンクモバイルから発売されると決定したようだ。但し「今年中に」との事なので、実際に発売されるまでに何かが起こる可能性も勿論在るだろう。とは言うものの、通信方式が違い且つ競合する音楽サービスを持つ au by KDDI を使用している私には望みが無いのだろうなぁ。

2008-04-23

PowerBook のバッテリー

徐々に悪くなっては来ていたのだが、ある頃急激にバッテリーが持たなくなってきた。システム終了前に満充電していたはずなのに次回起動時コンセントに繋がないと電源ボタンを押してもウンともスンとも謂わない。システムプロフィールを見ると完全充電時の容量が、124mAh、なんて数値になっていた。バッテリー新調の予感に落ち込みながら改めてシステム終了しバッテリーを挿し直してみるも効果無し。どうせ新調せねばならぬのなら、と荒っぽい手段に出た。コンセントからプラグを抜きバッテリーの容量不足で自動的にスリープになるまで放置、その状態でバッテリーを挿し直す。そしてコンセントにプラグを差しスリープ解除をしてシステムプロフィールを見ると、完全充電時の容量が65426mAh。PowerBook の箱に記載のバッテリー容量は4400mAh。約15倍に増えている。メニューバーの充電完了までの時間が300時間を超えている。充電状況が1%から一向に進まないのを不安に眺めながらウェブブラウズ等をしていると、2時間ほどで突然充電完了。その後、容量が65426mAhである事以外は問題なく動いています、取り敢えずは。

chips amp

ポテトチップの空き筒を使って386アンプを作成した。回路は一号機と一緒。空き筒の天地を逆にし、本来の底面にスピーカが余裕を持って通る穴を空け、プラ版をスピーカの縁が引っかかる程度にくり貫いて両面テープを貼り筒の内外から挟んで固定。ジャック用穴は、中心を決めた後ナイフで放射状に切り目を入れて空けた。瞬間接着剤をしみ込ませたらリーマーが効くのかな。

底面、本来の上面、のふたを開けると基板と電池が納まっている。基板と電池の間に少し余裕が在り、ここに何か詰めると電池を押さえられそうだ、と言う事でプラ板で電池囲いを作成、蓋の内側に両面テープで固定した。
試しに、と他の空き筒をくり貫いて重ねてみた。やや音がこもるけれど大きく聴こえて好し。ペダルを踏んで蓋を開けるゴミ箱方式で原始的ワウとか、走馬灯風ロータリースピーカとか、気が向いたら工作しよう。

2008-04-18

Honey Fuzz

発端

部屋の片付け中に自作ギターエフェクタがゴロゴロ出てきた。1993年に発売されたムック、ハンドメイド・プロジェクト ver.2 (大塚明•著 / リットーミュージック刊、現在絶賛絶版中) を見ながら作った物共だ。件のムックに一部間違い有り、と言う情報を以前ネット徘徊中目にしており、私も製作した Honey Fuzz が該当していたので作り直す事にした。

間違いはプリントパターンに在る。108頁の図4パーツレイアウト左下部分、Q4とQ5の左にアースに落ちている二本の22K抵抗が在り、その左の方と上の100Kを接続している箇所が直ぐ左の10μFの電解コンデンサのマイナス側、つまりQ5のペースに繋がらなければならない。
因みに、Q4・Q5の後ろでダイオードクリッピングした後の10μFが回路図ではダイオード側がプラスになっているが、これは逆でパーツレイアウト図が正しい、と思う。

計画

とりあえず昔作った基板に細工をしてみたがその違いが判らなかったので一から作り直す事に決定。その際プリントパターンの間違い修正の他に、
・以前はプリントパターンのコピーを貼ったタミヤのプラ板を基板にしていたがユニバーサル基板で作る
・基板は出来るだけ小さくする
・シンメトリな部分の部品の値は出来る限り揃える
以上を目標とした。

準備

シンメトリ〜については、コンデンサの値測定可能なテスタを持っていないので抵抗値とトランジスタと言う事になる。揃える部分は、
・CE分割で正相/逆相を作るQ3のコレクタ - 電源プラス間とエミッタ - アース間の10KΩ
・Q3コレクタ - Q4ベースとQ3エミッタ - Q5ベースの470Ω
・Q4ベースとQ5ベースをそれぞれバイアスする100KΩ/22KΩ
・差動アンプを構成するトランジスタQ4とQ5
念の為に記しておくと、同じ値の抵抗でも (抵抗の種類によって1%とか5%等の) 誤差が、そしてトランジスタは同じグレードでも特性にばらつきが在るそうなので、その部分まで測定して選別するという事。

抵抗値は単純にテスタで測るが、トランジスタの測定は geofex.com という海外サイトのコンテンツ The Technology of the Fuzz Face に在る「Picking transistors for FF Clones」セクションを、エキサイト翻訳の助けを借りながら参考にした。電気回路音痴な私はこの「Picking transistors for FF Clones」に書かれている事が正しいのかどうかも判らないのだが、少なくとも意味が無くはないのだろうとオカルト的マジナイ的に判断。測定回路は、基板に8pin IC 用のソケットを二つ並べそれぞれ外側の4pin を縦に繋ぎ、内側のpinは隣のソケットの向き合うpinと横に繋ぐ。電池スナップや抵抗、スイッチ、トランジスタは全てハンダ付けせずソケットに挿すようにする。これでPNP と NPN での電源の向きの違いや、トランジスタの足の配置の違いでの抵抗等の付け替えに対応。コレクタ抵抗に流れる電流値の測定なのだが、10個購入したトランジスタを全て複数回測定し1μA違いの二つをペアにした。

オリジナルのマシンでは6個のトランジスタの内Q1からQ5まで 2SC828 が使われているようだが、前回も今回も私が部品を購入した店には在庫が無かったので代わりに 2SC1815 を使っている。Q6は 2SC458 を使用。その他電解以外ののコンデンサは積層セラミック、抵抗は1/4W5%カーボン、ダイオードは1N60、フットスイッチにフジソク8Y-2011、ケースはタカチTD9-12-4N。入力のステレオジャックと出力モノラルジャック、トーン切り替えスイッチ、ボリュームポット2個とツマミは以前の物を流用。文字はマスキングテープにゼブラハイマッキーで。最近インスタントレタリングって見かけないなぁ電気部品屋にならあるかなぁ、と思いつつ部品集めに熱中して探すのを忘れていた。

感想

後はとにかくハンダ付けまくり、ケースに穴空けまくり、組み込みまくり、出来上がりまくり。これが本来の音なのかと感心しまくり。

1993年当時に製作した際はこれがアッパーオクターブを出すファズだとは知らず又プリントパターンの間違いも知らず、ああファズなんだなぁ、と済ませていた。12フレット以上のプレーン弦でサスティンの消え際にフィードバックでもしたかの様に1オクターブ上の音が聞こえてくる事が在ったのだが、偶々なのだろうと思っていた。
今回改めて製作した物は、プレーン弦の方が出易い或は12フレット以上の方が効果がはっきりすると言った傾向は在るが、指板のほぼ全域に亘って1オクターブ上の音も聞こえてくる。全くの別物になった。ハムバッキングではローポジションで効果が薄いようだが、シングルコイルのフロントピックアップでトーンを絞りきると効果がよりはっきりして気持ち良い。以前作った物に修正を加えた場合にはこの効果は全く現れなかったのだが、今回の部品の選定、特にトランジスタが効いたのではないだろうかと妄想している。妄想する前に実験用基板でも作って検証しろよ、と言う気もするが。

妄想

Honey Fuzz の本名は Honey Baby Crying と言い、同じく日本の ACE TONE 製 FUZZ MASTER FM-2 とほぼ同じ回路だそうな。ギターマガジン1995年2月号の特集「ALL THAT FUZZ!」内の角屋直彦氏の文章に拠ると、Baby Crying は米国や英国へOEM製品として輸出され、米国ではユニコード、ギルド、セントルイス・ミュージックと言った会社へ、特にユニコードの Univox SUPER-FUZZ が有名、英国ではローズ・モーリスが SHAFTESBURY DUOFUZZ と言う名前で販売していたとの事。

アッパーオクターブは電源回路でお馴染み (?) の全波整流によって作り出しているそうだ。Plate to Plate と言う海外サイトの A study on octave up effects に拠ると、全波整流器或は二乗器 (乗算器?) を使っている物も在るようだが、どちらも入力される信号がシンプルなサイン波であればオクターブ上の信号だけが出てくるがギター信号の様にサイン波と比べて複雑な波形では基の周波数も残ってしまうらしい。そして信号を歪ませないと、基の音の倍音成分が強調された様にしか聴こえないようだ。オクターブ系ファズは、純粋にオクターブ上だけを出すつもりがこうなったのか、それともギターの信号ならこうなるのが判っていた上でのこの設計なのか、どちらにしろ結果面白ければ全て良しか。

前述の様に Honey や ACE TONE ではCE分割で作った正相/逆相信号を差動アンプで受けて全波整流しているが、海外の Roger Mayer Octavia や Tycobrahe Octavio は正相/逆相双方の信号ラインに直列にダイオードを入れその後でミックスしている。Honey Baby Crying の回路図はバンパーさん記事中に、Roger Mayer や Tycobrahe は Effects Heaven に回路図在り。ギターマガジン1995年2月号の特集には Roger Mayer 氏へのインタビューが在りその中で氏は、Octavia の設計時には日本製ファズの存在は知らなかった、と先ず述べた後、Tycobrahe はデザインを盗んだのであって私とは関係ない、と言った意味の事を述べている。日本エレクトロ・ハーモニックス株式会社Roger Mayer Octavia 頁に更に詳しい事が書かれていた。ジミ・ヘンドリクスの為に改良を続けていた途中のある時点での Octavia のコピーが Tycobrahe の製品らしい。って Honey Fuzz と関係ない。

このエフェクタを使ってハイポジションを鳴らしていると、オルガンの音の様に感じる事がある。Octavia と Uni-Vibe を組み合わせていたジミ・ヘンドリクスは、オルガンの音、オルガン風ではなくそのものをギターで出したかったのでは、と言うのは行き過ぎた妄想か。

トーン回路なのだが、片側は単に分圧で電圧を約1/5に変えている模様。もう片方はハイパスとローパスのフィルタを組み合わせて中域の抜けたいわゆるドンシャリサウンドを生み出している。何故エフェクタでドンシャリにせねばならなかったのか、という事に言及している資料を探せなかったのだが、当時のアンプ事情が原因ではなかろうか、例えば場所によってはギターアンプを用意出来ずフラットな特性の他の機器に繋がねばならぬ場合がありそれに備えた機能では、と言うのが私の妄想。で調べていた所、ジャズ系のアンプは違うようだがほとんどのギターアンプのトーン回路はフェンダーアンプの回路をベースにしており、フェンダーは1950年代にこの回路の特許取得、一部を除き多くのアンプメーカーは抵触しない様この特許が切れるまでオーディオ的なトーン回路を用いていた様なのだ。私はギターアンプが使えないと妄想したのだが、そもそも当時のギターアンプがそういう状況だったと言う事で、フェンダーアンプっぽい、或はフェンダー的トーン回路をしらばっくれて採用していたアンプっぽい音を出そうと言う回路に違いないと増々妄想を強くするのであった。

2008-02-08

細氷? 氷霧?

今朝の写真。ゴミのように見えるかもしれないが、小さな氷が舞っている。細氷 (ダイアモンドダスト) だ、と思ったのだが氷霧という現象も在るそうな。粒が大きい様なので氷霧なのかな。