2009-06-04

ADSLモデム-MN III とラインモード拡張自動設定

ADSL接続が極めて不安定になり取り敢えずモデムの設定を見直した所、基本設定画面で「ラインモード自動設定」となっていたのを「ラインモード拡張自動設定」に変更することで下りのリンク速度が1.5倍以上になった。
 我家は基地局から約7km離れた一軒家で、ぎりぎりADSLに繋がっている。下りのリンク速度は40KB/s (320kb/s) 前後、しかも午後五時位から午前七時位までの間はリンク切れが頻発し繋がっている時間の方が少ないという有様だった。今回の設定変更で65KB/s (520kb/s) 位出ており、夜間のリンク切れも無くなりはしないもののずいぶんと落ち着いている。そもそもADSLとしてはみすぼらしい速度なのだが、それ故に今回の速度アップは気持ち良さを体感出来た。

ラインモードは、
・G.dmt Annex I (近距離用モード)
・G.dmt Annex C (中距離用モード)
・G.dmt Annex C(FBMsOL) (遠距離用モード)
  ・G.lite (簡易型ADSL)
以上四つを決め打ちするか或は機器におまかせするのだが、おまかせの内「自動設定」は当たり障りの無さそうなモードを選ぶ消極的型、「拡張自動設定」は全てのモードの速度を計測し最も速いものを選ぶ積極的型、という事らしい。
 モデムの設定画面で確認出来るそれぞれのモードの上下速度の結果は以下の通り。
・G.dmt Annex I—————下り 224kb/s, 上り 576kb/s
・G.dmt Annex C—————下り 352kb/s, 上り 576kb/s
・G.dmt Annex C(FBMsOL)—下り 576kb/s, 上り 288kb/s
因みに私の環境ではG.liteは無関係のようだ。
 上記結果を見るに、これまでは中距離用モードで現在は遠距離用モード、という事なのだが、今まで下りよりも上りが速いモードで接続していたとは何とも勿体なや。